歯の無い部位にチタン製のネジを埋め込み、人工の歯をはめ込む治療方法です。
何らかの原因により抜歯した場合、その部分の治療法のひとつにインプラントがあります。人工歯根(歯の根)を顎骨の中に埋め込んで、その上に人工歯を立てる治療方法です。インプラントはインプラント体と呼ばれる歯根部、アバットメントと呼ばれる支台部、上部構造である人工歯の3つの部品から成り立っています。インプラント体は体に馴染みやすい材料であるチタンやチタン合金でできています。人工歯にはセラミック(陶材)やレジン(プラスチック)、金属の被せものなどの種類から選ぶことができます。
インプラント治療のメリットには以下のものがあります。
・自然な噛み心地を味わえる
・他の歯に負担をかけない
・審美性に優れている
・違和感が少ない
一方、インプラント治療のデメリットには以下のものがあります。
・保険が効かないため、治療費が高額になる
・治療期間が長い(インプラント体が顎骨と接着するのを待つため、3ヶ月から6ヶ月ほどの期間が必要)
・適応外の方もいる(糖尿病の方、顎骨量が少ない方などは、治療が難しいこともある)
・手術を受ける必要がある
・定期メンテナンスが必要
治療を希望される場合は、まず歯科医師と相談してから決めましょう。