歯科コラム

2018.04.24

歯周病が全身に影響する?<お口のQ&A>

はい、全身の健康に影響を及ぼします。

30歳以上の80%、つまり5人に4人は歯周病と言われています。歯周病と聞くとお口の中だけの病気と思われがちですが、全身の健康にも大きく影響を及ぼします。
歯周病が影響を及ぼす病気には、以下のものが挙げられます。

  • 脳梗塞

歯周病菌は血管を通じて全身に回っていきます。歯周病菌の出す毒素には、血栓を作る働きがあり、歯周病の人はそうでない人と比べて、2.8倍脳梗塞になりやすいと言われています。

  • 心筋梗塞

歯周病菌は動脈硬化を促進させると言われており、結果として心筋梗塞や、狭心症を引き起こすリスクが高くなります。

  • 低体重児早産

妊娠中の方に歯周病がある場合、歯周病菌が胎盤を通じて胎児にも影響を与え、早産や、低体重児の危険が高くなります。

  • 糖尿病

歯周病の方は糖尿病の数値が悪化しやすいことが、研究によって証明されています。逆に、歯周病治療したことによって、糖尿病の数値が改善されることも明らかになっています。

  • 誤嚥性肺炎

歯周病菌が誤嚥などによって気管に入ると、肺炎を引き起こすことがわかっています。

  • アルツハイマー型認知症

歯周病によって歯の本数がなくなると、脳への刺激が少なくなり、萎縮が進む危険性があります。そのためアルツハイマー型認知症を引き起こす確率が高くなります。

歯周病は全身の健康に大きく影響を及ぼすため、予防しなければなりません。できるだけ毎食後歯磨きをしたり、定期的に歯科医院でのクリーニングを受けましょう。

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