歯科コラム

2018.05.05

Q.乳歯が虫歯になっても抜けるのだから放っておいていい?

A.乳歯の虫歯は、その後生えてくる永久歯に影響を与えるため放置するのではなく、必ず治療しましょう。

乳歯は6歳前後から、徐々に永久歯へと生え変わります。そのため乳歯の虫歯を放置しても問題ないと考える方がおられます。しかし、乳歯の虫歯を放置すると以下の危険があります。

1.永久歯が虫歯になりやすい

乳歯に虫歯があると、お口の中の虫歯菌の数は増殖していきます。生えたばかりの永久歯はまだ柔らかいため、虫歯菌が多いほど虫歯になるリスクは高いです。

2.永久歯の歯並びが悪くなる

乳歯の虫歯が大きい場合、抜歯せざるを得ないことがあります。早期に乳歯がなくなってしまうと、その後生えてくる永久歯のスペースを確保できなくなり、永久歯が本来の位置よりもズレて生えてくる確率が高くなります

3.顎骨の発達が悪くなる

乳歯に虫歯ができると、自然と片側だけで噛むようになります。そのため顎骨や筋肉の発達に左右差が出ます。

 

乳歯の虫歯を予防するために、以下のことを心がけましょう。

1.毎日仕上げ磨きをする
2.デンタルフロスで歯と歯の間の汚れを落とす
3.フッ素入りの歯磨き剤を使用する
4.夜寝る前に甘いものを与えない

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